Pseudoliparis swirei精密模型プロジェクト

マリアナ海溝の水深6,000〜8,000mに生息する Pseudoliparis swirei を、学術的知見に基づき精密模型として再現しました。

本プロジェクトは、超深海生物の形態を正確に再現した立体模型の制作を目的として、研究者と造形作家の協働により実施されました。

超深海生物は、水圧差の影響によって採集後に体組織が損傷しやすく、本来の外形を保った状態で観察・記録することが難しいという課題があります。本モデルは、この課題に対し、学術的資料として活用可能な三次元再現を目指して制作されました。

本プロジェクトには、超深海研究者であり東京海洋大学 客員教授を務める理学博士 北里 洋先生、およびニューヨーク州立大学ジェネセオ校 生物学准教授であり、Pseudoliparis swirei の記載・命名研究を主導されたMackenzie Gerringer博士が参加し、学術的助言および監修を行いました。

研究知見に基づき、鰭条数や吸盤機能を持つ胸鰭構造など Pseudoliparis swirei の形態的特徴を立体的に再現し、超深海環境に適応した生物としての質感を塗装表現によって再現しました。
本模型は、研究および教育分野における理解促進への活用を目的として制作されています。